大学院・学部ゼミ紹介

大学院ゼミ

ゼミは、院生・研究生・教員の研究テーマや問題意識を大切にしながら、以下の3つの柱で、共同で研究・学習を行っています。

  1. 研究発表・討議
    修論・博論構想の発表や学会誌への投稿論文の検討などを行っています。
  2. 文献学習
    社会教育・生涯学習、多文化・多民族教育、マイノリティ研究、防災教育に関わる文献を講読します。
  3. 共同研究
    2021年度から始まった科研費研究プロジェクト「教育専門職員養成・研修における防災教育プログラムの開発と国際的展開」に参加しながら、関連論文の検討、現地調査などを行っています。
  4. 実践視察
    質の高いバイリンガル教育を行っている朝鮮学校、東日本大震災に関する学習会(3・11の集い)、ブラジル人学校の見学など、社会教育、多文化・多民族教育に関連す る現場・実践の見学・視察を積極的に行っています。

ゼミの運営については、院生による自治を基本とし、構成する院生・研究生と教員が話し合いながら、民主的に行っています。

学部ゼミ

以下の二つのゼミが開講されています。

社会教育学演習

社会教育・生涯学習に関心のある学生や関連するテーマで卒業論文を執筆する予定の人が受講しています。また、社会教育主事任用資格(社会教育士)に必要な選択必修科目になっていて、将来、社会教育関係の仕事に就きたい人はもちろんのこと、公務員志望の学生もとっています。

ここ数年の学生の研究テーマは、地域における防災教育、高齢者と社会教育、ラテンアメリカの成人教育、貧困問題と社会教育、企業の社会貢献活動と教育、自治体の社会教育などです。

 「生涯学習概論」「社会教育経営論」「生涯学習支援論」などを事前にあるいは同時並行して履修するのを推奨します。

多文化教育学演習

 近年の卒業論文のテーマは、中国帰国児童生徒の教育、大学における英語教育改革の方向性-東京都立大学事例に-、日本におけるオンライン教育環境をめぐる政策と課題-中国との比較分析を中心に-、アイヌ民族における子育て・文化継承の課題-アイヌ女性のライフストーリーの分析を中心に-などです。